暑いですね。
なのに、寝室のエアコンのリモコンがいよいよもってヤバめです。
基本、夏しかエアコンを利用しないから、リモコンの電池を入れ替えるところから始めますが、今年は電池を替えても液晶画面が表示されずに、電波(赤外線)も飛んでないご様子。さすがに23年前に購入したSANYO製品だし、今さら修理とかいう問題でもないだろう。買い換える時が来たのか?
と、よくよく見たら寝室にあったのはエアコンではなく、暖房機能がついてないクーラーでした。
え?今時?!
あ…思い出した。
当時、「エアコンの暖房は苦手だから要らない!」って私が言った気がする…。確かに、今でもリビングのエアコンも夏しか使ってないから、20年前の私もあながち間違ったこと言っていないな💦
が、しかしエアコンの買い替えを意識した翌日以降、リモコンの調子がすこぶる良くなったんだが?
え〜!
買い換えるなら本格的な夏が来る前の今だと思ったんだけど…家電あるあるですね。
さて、20年くらい前のことを懐かしく思うことがもう一つ。
今年大学に入学した娘が履修している授業の一つに『西洋文学』というのがあります。
シラバスによるとミュージカル作品をメインに学習していくようで、
キャッツ
エヴィータ
マンマ・ミーア
ライオンキング
などなど
何それ?すんごい楽しそう!!
そんな授業、私が学生の時(30年前)にもあったのかな〜?
あったとしても、当時の私はミュージカルとかそんなに興味なかったもんな〜。
ミュージカルに興味を持ち出したのは結婚した後、当時働いていた会社の先輩がジャニーズとミュージカル、小劇団の舞台と守備範囲が広くて、一緒に劇団四季を観に行くようになってからです。アンチジャニーズの夫に気を使い(?)、それからは趣味をミュージカルに置き換え、そして更に、たまたまNHKで見た五木ひろしの番組にゲスト出演していた宝塚(花組)にハマったのです。ハマったと言っても現場には年に数回しか行けなかったので、雑誌を買ったり、当時開始したばかりのCS放送を契約したりが主なお茶の間ファンでした。
娘が生まれてからは子育てに時間を割くことが多くなりその界隈から離れている間に、推しだった瀬奈じゅんさんが宝塚を卒業し、トップさんが自分より若い世代(推定)になってしまったので自然と興味がなくなってしまいました。
でもミュージカルを見るようになって気づいたんです。
あんなに高校の時は大嫌いだった世界史がミュージカルの時代背景と一緒に読み解けば、超部分的ではあるけれども色々とつながっていて面白く感じるんですよね〜。
もっと早く出逢いたかった…💦
フランス革命の『ベルサイユのばら』、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后『エリザベート』、その息子・ルドルフの心中事件を描いた『うたかたの恋』、狂王と称されたバイエルン国王『ルートヴィヒ2世』もエリザベートの親戚(いとこの子ども)で登場人物が被っていて、知れば知るほど面白いです。
ま〜、フィクションの部分も多いんですけど、学習の取り掛かりとしてはハードルが下がりますよね?オーストリア=ハンガリー帝国って聞いてもピンとこなかったんですけど、ルドルフの死後、皇位継承者となったフランツ・フェルディナント大公がサラエボで銃撃されたことがきっかけで第一次世界大戦が始まったと知って、途端に学校で学んだ歴史とミュージカルの登場人物が結びつき、作品のリアリティを感じてもっと知りたくなります。
という風に私が熱く語ると、それはそれで娘は面白くないんです。
なので冷静を装って…。
授業はミュージカルのビデオを観て、主人公の心情がわかる部分等をレポートで提出したり…スミマセン、あまり詳しいことを聞いてないんですけど、娘がレポートを書くのに『エリザベート』を家でもう一度見ないといけなかったらしく一緒に観賞させてもらいました。
↑エリザベートの肖像画。
このダイヤモンドでできた髪飾りも博物館に見に行ったな〜。
そして講義で鑑賞した『エリザベート』って東宝版のミュージカルじゃなくて宝塚版なのね?!あら、それは想定外。
復習したのは2007年雪組ver.の水夏希トート。私も15年ぶりくらいのエリザベート。
当時、CSを録画してバカみたいに何度も繰り返し観たし、CD(2002年花組ver.春野寿美礼トート)を聴きながら大熱唱して晩ごはんを作ってました。仕事から帰ってきた夫は、我が家のキッチンから大熱唱の『私だけに』が聞こえてくるもんだから、毎回「う!」ってなってたらしい。夫が友人と飲んでる時に「どう思う?」って言ってました。
イイじゃん、それで家事もストレスなくやってんだからさ💦
だからか?
娘は初見の時から『私だけに』が耳に残っていたみたいです。それは母が妊娠中もずっと熱唱していたからだよ、きっと。
参考までに↓ ザ・娘役の花總まりさんの『私だけに』
私が『エリザベート』中で一番好きなシーンはココ↓
美しい…✨✨✨
エリザベートの毅然とした姿勢と歌詞が刺さります。
お言葉嬉しく伺いました
陛下と共に歩んで参ります
ただ、私の人生は私のもの
コレよ!
宝塚と出会う1年くらい前、夫の実家で1年半くらい同居してました。親戚づきあいやご近所づきあいに慣れずに、嫁という立場で言いたいことも言えずに我慢して鬱々とした毎日。嫁である前に自分を取り戻すことが大事。ってウチは宮殿じゃないから一緒にしちゃダメだけどさ💦
今思えば我慢していたのは舅も同じだと思いますが…ワガママな嫁でゴメンナサイ。
そして、娘よ。
いちいちトート閣下が登場するシーンで笑うんじゃない💢
確かに「どっから出てきてんねん!」ってツッコミたくなる登場多いけど、それは黄泉の帝王だからさ、どこにでも潜めちゃうんだよ。
しっかりフィナーレまで観て、久しぶりに興奮しました。
いや〜楽しかったな〜。
でもちょっと疲れたなぁ〜。
…………
なんだか娘が物言いたげですけど?
ん?どうした???
そりゃそうでしょうね。
だってママ、3時間ずっと歌ってたじゃん!
しかも全部の役で!!
あ、そういうこと?
私は一人で何役も…一人芝居してたから、こんなに疲れたんだね💦
しかし、よく途中で娘に怒られなかったよな〜、ふ・し・ぎ。
次は『ジーザス・クライスト・スーパースター』が観たいと娘にリクエストしてます。
アレはオープニングのサビしか歌えないから、ママ、きっとおとなしくしてるからさ💦