pino-milkのブログ 〜日々そこはかとなし〜

趣味は人間観察。令和の吉田兼好と呼ばれたい。

思い出の町中華に想いを馳せる第7話

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

『おいハンサム‼︎』第7話 失ってからではもう遅い!?本当の恋とおいしい町中華

 

 

伊藤家リモート会議より

 

どんなに身近な店でも、いつでもいけると思わないこと。

どんなに大切な人でも、いつでも会えると思わないこと。

結局、積極的に関わろうとすることでしかその関係は守れないんだ。もし失われて辛く悲しいのであれば、それは失われる前から、お前たちにとって実は、もっと、価値のあったもの。

たまに行って「あ〜、いい店だ」と思う店は、お前たちが訪れない間もずっと開いていたんだ。久しぶりに会ってよかったと思う人は、別れて生きていた間も、きっとお前たちを忘れてはいなかったんだ。だから…

 

あれこれ遠慮するな。あれこれ考えるな。

電話をしろ

手紙を書け

会いに行け

 

後で後悔しないために。

 

 

・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

 

わっかるぅ〜!

源太郎パパ、まったくの同感です!!

 

私の場合は、町中華の方ですけど💦

 

私には忘れられない中華料理店があります。

その店は既に5、6年前に大将がお亡くなりになって閉店してしまいました。もうあの味に触れることができないと分かっているのに、つい最近も「あの店の中華丼が食べたい〜〜」と夫に駄々をこねてました。「そんなこと言ってももう無いっちゃけん無理やろ?そんなに言うなら自分で作ってみたらいいやん?」となだめながらも煽ってくる夫。そしてそれにまんまと乗る私。ん〜、でも違うんだぁ!再現できてないんだな〜💦

 

そのお店は夫の実家近くにあった“味六飯店”という個人経営の中華料理屋さん。そう、町中華

味六飯店 092-864-2797 福岡県福岡市城南区干隈2-7-21

 

以前、カンニング竹山さんがこの店の皿うどんSNSでオススメしていたらしいと夫に聞いたのですが、私はそんなことはつゆ知らず。

実はウチの夫は竹山さんと相方・中島さん、そして福岡吉本ケン坊田中さんと同じ中学校の同窓生。だから夫は温かい目で彼らを応援しています。(私は…ケン坊さんはともかく、竹山さんは偉そうだな…と思って見てますけど)

夫も竹山さんもこの店の皿うどんを絶賛してましたが、私は断然、中華丼!ちなみに娘はエビ入り炒飯。確かに、炒飯も絶品でした。だから夫はよく皿うどんと炒飯がセットになった“Aセット”を注文していました。

 

記憶にある味六飯店の中華丼は醤油ベースで海老、豚肉、イカ、キクラゲ、人参、ピーマン、玉ねぎ、タケノコ、カリフラワー???野菜も豊富に入ってて、極めつけは餡の仕上げに生卵を回しかけてとじている感じ……この、味六飯店の中華丼に出会うまでは、八宝菜とか中華丼には具材と一つとしてうずらのゆで卵がコロンコロンと埋もれているのが私の常識でした。それが、ですよ?

なんじゃ、こりゃ〜?!

ふわっととろける溶き卵?

まろやか〜。幸せ〜🎵

 

もう目からウロコです。こんな中華丼があったのか?!と…。

当時、夫の実家近くの焼き鳥屋さんで夫の友人たちに私が興奮気味に

「分かってないな〜。味六といえば、皿うどんではなく、中華丼が一番だよ!あの卵の使い方は天才!!」

と鼻を膨らませて大声で語っていたら、横から焼き鳥屋の大将が

「おっ!分かってるね〜。あそこの大将とは釣り仲間なんだけどね、味六の中華丼は格別!中華丼がイチバン。」

と、共感の賛成票をいただいて、すんごく自分の舌に自信を覚えましたもの。

ちなみにこの焼き鳥屋さんも夫が気に入ってたお店で、表面をパリッと焼いた豚足に、かかっていたタレが絶品でした。味六より先に閉店しちゃったけど⤵️

 

確か味六飯店には息子さんがいたと思います。息子さんがお店を引き継いでくれたら…と今でも諦めきれずに心のどこかで願ってしまいます。でもコレだけ熱心なファンが居た店を引き継ぐのって相当なプレッシャーですよね、きっと💦

味六飯店を失ってから、初めての中華料理屋さんに入るたびに、私は中華丼をオーダーしては「コレじゃない」を噛みしめてます。こうなると地道に、我が家のキッチンで“味六飯店中華丼の再現”にチャレンジするしかないんですけどね。道はまだまだ遠い…。

 

 

 

『おいハンサム‼︎』ドラマの中で閉店する中華料理店の店主は言いました。

 

皆さんにとって似たような店、すぐ見つかりますよ。皆さんにとってのこういう場所、またすぐにどっかにできますよ。中華料理屋なんてどこにでもありますから。

 

 

そんなに簡単じゃないんだよぉ〜!

味六の代わりは未だに見つかってないんだよぉ〜。

料理の味もだけど、その中華丼を食べた時の幸せな記憶も鮮明に覚えてます。そう考えると、亡くなられた大将は素晴らしいお仕事をされてたんだな〜と思います。

心からありがとう。

 

 

あ、私の中で味六を超える中華丼を出す店は見つかってないけど、まったく別のジャンル…春巻きが美味しいお気に入りの町中華ならあります。いつでも行けると思わず、積極的に通わなければ!また今度、ご紹介しま〜す。