サントリーの新浪社長が『45歳定年制導入』を9日、オンラインで行われた経済同友会の夏季セミナーの中で発言して、ネットやSNSが炎上してサントリー不買運動の声も上がっている。
「45歳定年制を敷いて会社に頼らない姿勢が必要だ」
ワクチン接種の順番待ちのために待合室でこの記事を読んだとき、は?!ワタシはもう退職しないといけない年齢なのか💢と軽く憤慨した。そもそも会社に頼るってナニよ?雇用関係って雇用主と従業員はギブ&テイクじゃないの?みんながみんなフリーになったら社会全体やってけなくなるじゃん!年金どうすんの?高齢化社会で定年年齢を引き上げる今の動きと逆行してんじゃん!
もう色々と怒りが噴き出してきて、この社長の顔写真見るだけでもイラっとしてました。
そして翌日、「定年という言葉を使ったのはまずかったかもしれない」と釈明記事が出てきた。
発言の真意を10日の記者会見で問われた新浪氏は「45歳は節目であり、自分の人生を考え直すことは重要だ。スタートアップ企業に行くなど社会がいろいろなオプションを提供できる仕組みを作るべきだ。『首を切る』ことでは全くない」と弁明した。
でもさー、従来型の日本の雇用モデル(終身雇用、年功賃金制)から脱却するために45歳定年制を各社が導入したとしたら、それこそ転職とか再雇用って難しくない?ヘッドハンティング的なよっぽどなポジションでない限り成功例ってあり得ないと思うんですけど💦言い方悪いけど、どこの会社も一度定年というお払い箱になった人材を積極的に雇いたいと思うわけないじゃん。「イチからのスタートです!がんばりまっす!!」っていう45歳って、転職先の従業員も本人もお互いやり難いじゃん。
ああ…何一つ、45歳定年制に同意できない。
現在の45歳から60歳の会社員のほとんどを敵にまわすようなこんなバカみたいな提案を本気で言ってるのだろうか?ちょっとサントリーの従業員さんには申し訳ないけど、この社長の愚言には納得できないから私もしばらくサントリー製品は買わないようにしよう!と心に決めました。
ちなみにウチの夫は趣味が“飲酒”のような人。
毎晩帰宅する前に電話してきて晩ご飯の献立を聞いてくる。献立によって何を飲もうか考えながら、帰宅途中にアルコールを買ってくる。「今日は日本酒だな…」とか「それはビールだな…」とか言いながら。そしてたまに、私用のレモンサワーとか缶酎ハイも一緒に買ってきてくれる。
そんな夫の最近のお気に入りはサントリーの角ハイボール。氷に注いですぐに飲める缶のやつです。
あ、地味に我が家でも不買活動をしようと思ってるから、夫にも伝えなきゃ!と思ってた矢先、最近、私に買ってきてくれる缶酎ハイもサントリー製品だったことに気がつきました。
期間限定の秋梨と秋ぶどうと秋りんご。
梨めちゃくちゃおいしぃ〜
梨がナシナシしてる…(cv:渡辺翔太)
夫もモチロン、45歳定年制の件は知ってはいるんだけど、私がしばらくサントリー製品を買うのをやめようと思ってたことを伝えると、
「あ、そう?じゃ、ママのは今度から買ってこなくてもいいんやね?」
と、ちょっと脅し気味に確認される…。
うーん…いや、その…梨のヤツは好きなんだよね…他のメーカーでも梨があればイイんやろうけど…
と、私がモゴモゴしていると
どっち?
期間限定だから見つけたときに買ってきてるだけやけん、要るの?要らないの?
めっちゃ迫られるやん…結果、
…要る……💦
私の不買運動計画は梨の前に、もろくも木っ端微塵となりました。
でも商品企画力に助けられてるだけであって、社長の愚言はナットクできてませんけどね。従業員の痛みがわかっていないような発言をする人がトップにいる会社に勤めるのってキツいですよね。サントリー従業員の方々の心中お察しします。