pino-milkのブログ 〜日々そこはかとなし〜

趣味は人間観察。令和の吉田兼好と呼ばれたい。

身近にあった三千円

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土ドラ『三千円の使いかた』って、気づいたら今日で最終回なんですね?!

結構おもしろおかしく観てて、今期の中では好きなドラマだったので「え?短くな〜い?」って残念なんですけど。

 

内容うんぬんはさておき、中尾ミエさんが素敵なお婆さま役で好印象。

中尾さん演じる琴子さんはシャキッと背筋を伸ばしてサラッとTOMMY HILFIGERを着こなし、眼光鋭く相手を見つめていたかと思うと優しく微笑んだり…気品を感じるんですよね〜。

 

って、めちゃくちゃ褒めてますけど、実は私、このドラマを見るまでは中尾ミエさんのことを嫌いだったんです。

 

あれは…私が小学校低学年の頃なので今から約40年前?

多分、NHKだったと思いますが地元制作番組で『福岡市VS北九州市』という企画をやってたんです。その番組に北九州市出身である中尾ミエさんが北九州代表としてゲスト出演していて…ま〜、口悪く我が福岡市を罵ってたのを、私、幼いながらに記憶しておりまして。それ以来、中尾ミエさんと北九州市に悪いイメージを持ち続けていたという執念深さ。

大人になってから落ち着いて考えると、コレも企画のうちで中尾さんはノリよく引き受けただけかもしれないんですけどね💦いや……マジだった気もするけど…。

 

さて、ドラマの感想に戻ります。

美帆(葵わかな)が中学生の時に、琴子が3千円のお年玉を渡しながら言った言葉がテーマとなっています。

「人は3千円の使いかたで人生が決まる」

「3千円くらいのお金で買うもの、選ぶもの、3千円ですることが結局、人生を形作っていくということ」

 

なるほどなぁ〜。

3千円というのは微妙なライン過ぎて納得〜。

 

ただこのドラマを見ていて、時折ツッコミたくなることもしばしば。

まずは1日100円ずつ貯めていくと1ヶ月で3千円になる、と…。両替に手数料がかからなければ500円玉貯金とか小銭を貯めていくのもアリでしょうが、今はね〜⤵️その小銭たち、手数料がかからないように計画的に少しずつ通帳に入れていかないといけないよ〜。

 

琴子さんも…いくら意気投合したからって、他人の安生(橋本 淳)に1000万円貯め込んだ通帳を見せちゃってダイジョーブなのか?今は特殊詐欺とか横行してるからさ〜、やばくない?

そしてこの安生さん、親が残した家屋や家庭菜園があるから年収100万円でも不自由なく生活できていると?そして時折、海外へ放浪の旅に出かける?いや、100万円じゃムリでしょ?

 

ガッチリ節約に勤しむ姉・真帆(山崎紘菜)に勧められて節約アドバイザー・黒船スーコ(アン ミカ)主催のセミナーに参加する美帆。そのセミナーって無料?

お金を貯めようとする人がお金を払ってセミナーに行ったり本を買ったり…果ては金運に良いとするグッズを買ったりする行為を「それがムダなんじゃないか?」って疑ってしまう性格なもので💦

そしてそのセミナーで沼田翔平(葉山奨之)と出会う。こんな場所で出会う男なんて…胡散臭〜い!と思って見てたら、あらま!プロポーズ…。

とにかくお金をテーマにしたドラマだから会話の中で色々とお金の額面の話も繰り広げられてて、つい、「ダイジョーブ?大して親しくもない人にそこまで話しちゃって…騙されてない?」って見ちゃいます。

 

子育てを費用対効果で考えちゃう若者とか、家では無口なのか無関心なのか分からない夫とか…毎回熱く語りたくなるテーマで。

最終回に向けて話題は、結婚する相手のご家庭との価値観の違いや美大進学時に親が借りた教育ローン返済の残額400万円を息子が返済しなければならないのか?

私は大学の学費を親に負担してもらったので美帆ちゃん同様にそれが当たり前と思っていて、娘の進学費用も全て私たち親の責任だと考えていましたが、今の世の中、3人に1人の割合で奨学金を利用している学生が多いみたいですね。なので「学費は親が払うべきものでしょ?」なんて美帆ちゃんみたいなこと言ったら、「この世間知らずめ💢」と世間をイラつかせるようです。それもなんだかなぁ〜。

ま〜、ウチはコレからが学費支出の本番。4年間、しっかり働かねば!

 

 

そう、そして、今回のタイトルの『身近な3千円』ですが、ちょうどたまたま3千円案件があったんです。琴子さんが言う3千円とはちょっと違うかもですけど…。

 

1つ目。

私はスマホを買い替えた時、絶対、コーティングをしてもらいます。コレが3千円。

効果は1年くらいと言われているので、1年ごとに3千円。でもね、結構えげつない落とし方をしてもスマホにキズ入ってません。娘なんて、駅のホームからスマホを誤って落っことしても無傷でした。スマホ無事生還。

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先日、上司が急にフレックスで帰ると言い出しまして、何事かと思ったら、嫁が勤務先の駐車場でスマホを落として画面をバッキバキに割ってしまったから修理に持って行かないといけないらしいとのこと。iPhoneの画面修理っていくらかかるんだろ?多分、3千円以上するはず。ちなみにこの嫁とは、以前にも話題に出てきたあの人です。

 

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2つ目。

ウチの娘はインフルエンザのワクチン接種を怠った冬は必ずと言っていいほどインフルエンザに罹る子で…。なので娘が中3の頃から毎年、家族全員ワクチン接種しています。大体一人3千円。

先日、ママ友に久しぶりに連絡したらインフル罹患中でして、ふと、以前彼女と会話したことを思い出したんです。

「え〜!わざわざ打たないよぉ。」

「注射打ったって罹ることだってあるんだし。」

「家族全員打ってたら、いくらになるよ?」

ん?彼女、学童の先生のお仕事してるから、私より罹患リスクあるんだけどな💦

とは思ったものの、他所様のことですし。

彼女は3千円をケチったから、今ツラい思いをしてるんだろうな…と勝手に琴子さんの『3千円ルール』に結びつけて納得してました。

 

最終的には、個人の『価値観』。

節約も大事。だけど、自分が納得のいくお買いものや支払いであればノープロブレムじゃないのかな〜。後悔しないお金の使いかたをしていきたいと再認識したドラマです。