pino-milkのブログ 〜日々そこはかとなし〜

趣味は人間観察。令和の吉田兼好と呼ばれたい。

団地ともおが大好きな女子高生

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ああ…見つかってはいけない人に見つけられてしまった……。

 

昨日は推薦入試に向けた小論文特別講座のために、いつもより帰宅時間が遅くなった娘。帰ってきた途端、超不機嫌。

え?部活してた時はもっと遅い時間にしか帰って来れなかったのにね。慣れって怖いね💦

 

お腹空いた〜!!

 

って言いながら、テレビのリモコンを操作する。地上波にお気に召す番組がなかったようで「なんもやってないやんかぁ〜💢」と言いながら、アマプラ起動。

 

え?マジで?

団地ともおが全話見れる⤴️

ウレシイ〜💖

 

 

へぇ〜。NHK+でしか見れないと思ってた。よかったね〜。

……そうか、ともおが見れるんだ……。

 

 

 

あれは…娘が小学5年生の時。

娘にお誕生日プレゼントは何がイイか?リクエストを募りました。

「私、J:COMのアニメチャンネルがイイ!」

 

…え?11歳のお誕生日プレゼントですよ?

アニメチャンネル?

それって、月額使用料がプレゼントになるの?

え?え?いつまでの契約?期間限定とかじゃなくて?

一過性ではないプレゼントです💦ある意味、賢い。

 

娘のたっての希望で、J:COM(ケーブルテレビ)のチューナーをレンタルし、ディズニーチャンネルカートゥーン等のアニメチャンネルがセットになったプランを契約しました。

 

テレビっ子の私が言うのもなんですが、それからの娘はずっとテレビ漬け。血は争えません!アニメもシットコムのような海外ドラマも…気に入った番組は何度でもずっと見る傾向があるようです。確かに…私もそういうとこあるもんな。。。

 

当時の娘の特にお気に入りのアニメは

おかしなガムボール

団地ともお

 

趣味がよく分かりません💦

 

貯め込んだお年玉で自分専用のハードディスクを購入し、『団地ともお』に至っては全話録画してました。え?なんで???

 

団地ともお』は架空の団地「枝島団地」とその周辺地域を舞台として、小学生ともおのくだらなくも楽しい日常生活を、周りの同級生や少し変わった大人たちを交えてギャグたっぷりに、時にはシュールに、時には切なく哀愁を漂わせながら描いた漫画をアニメ化した作品です。

 

ともおの何がそんなに娘のハートをわしづかみにしたのか???

バカバカしい内容だけでなく、確かにホロっとさせてくるストーリーの回も時折あって、一緒に見ていて私もこっそり涙を拭ったこともありましたが…。

 

そもそも娘は団地に住んだこともないのに、違和感なく何故この世界に入っていけるんだ?不思議です。

私は生まれた時から小学1年生までマンモス団地に住んでいたので、ともおの世界はなかなか懐かしく…。夕方5時半になると、決まって

「ツヨシ〜!ご飯よぉ〜。帰ってきなさ〜〜い。」

って、その家のお母さんが叫んでいる家がありました。

子どもながらに、「あの家はもう晩ごはん食べるんだ!?早いな…」って思ってましたもん。

団地全盛期の中で育った第二次ベビーブームの私たち。ホントに昔はご近所さんが近い存在でしたよね。

 

 

さて、娘の『団地ともお』お気に入り回は第18話「幼なじみは元気かい」

ネタバレですが…泣けます。

 

ともおとともおの姉の君子と仲良しだったゆりちゃん。4年前に事故にあって、以来、ゆりちゃんはずっと眠ったまま。

そんなゆりちゃんが夏のある日、ともおの家にやって来ます。あいにく姉・君子は部活に出かけていて留守。姉に代わってともおがゆりちゃんのお相手を。しかしその晩、ゆりちゃんがその日の昼のうちに亡くなっていたことを聞かされます。

「ゆりちゃんは姉ちゃんを探してた」と姉に伝えると君子は落ち着いた表情で

「うん、知ってる。さっき会った。

 最後に会えてよかったよ。」

 

ゆりちゃんは親友の君子に会いにきてくれてたんですね。素敵なファンタジーです。

娘は小学生の時、ただ単に「幽霊でてくるよね?」という浮ついた表現でこの回を推してる風でしたけど、多分、ちょっと違うな…。絶対、じーんとしてるのを誤魔化してるんだと思います。私の推測ですけど。

 

 

 

私が何度見ても泣けてくるのは第50話『以下の問題に答えなよともお』

ともおの担任の本多先生の恩師が登場する回です。「死ぬってどういうことか?」という生徒の疑問にどう伝えたら良いか悩む本多に、死に直面した恩師が大きな愛情で包み込むように命を語る。内容の重たさと、ともおの子どもらしい無邪気な言葉との対比がかなり堪えます。そして、ともおって素直でイイ子だなぁ〜って思える場面も。亡くなった「先生の先生」が重たい病気だったと知らずに、無邪気に「いつ治るの?」って聞いちゃったことをすごく後悔していて、そうやって子どもは学んでいくんだろうな〜と。

 

アホらしいシュールなストーリーもあるけど、人間の描かれ方が時にリアルで心打たれるエピソードが散りばめられているのが『団地ともお』の魅力であります。

 

 

 

ところで娘の11歳の誕生日の効力は、以降中学卒業時まで続いておりまして、長い長い誕生日プレゼントとなったのでした。アマプラの契約と引き換えに、なんとか諦めていただいて。

でも、イイもん!ともおを全話録画してるから

というのを心の糧にしていた娘…なのに、テレビを買い換えた時に配線をちょこちょこ変えていた夫がそのハードディスクを初期化してしまい…ああ、なんてめんどくさいことをしてくれたんだ💢

 

pino-milk.hatenablog.com

 

 

でも、今回、アマプラのおかげで娘の団地ともお欲求が満たされました。

ダウンロードして、通学途中の電車で見るんだぁ💖

とワクワクしてます。え?女子高生、それでイイのか???

ま、何はともあれ、娘がゴキゲンなのが何よりです。

 

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