10/ 6にスタートしたドラマ『silent』をご覧になりましたか?
ネタバレするつもりはないけど、ネタバレしてしまったらゴメンナサイ。
でも誰かに伝えずにはいられないほど、めめ(Snow Man目黒蓮)の圧巻の演技に、それまで娘とツッコミ入れながら見てたくせに、ラスト数分間で無言になってしまいました。
いやいやいや…当初の私の予想の斜め上いってました👏👏👏
かるーい感想を以下に。
部分的にネタバレしてますのでご注意を!!
前半の降ってくる雪を見上げるシーン。紬(川口春奈)がやたらはしゃいでてあざとい…。
多分「うるさい」という言葉を引き出すための伏線だとは思うけど、はしゃぎっぷりにベテラン感があって、見ててちょっと恥ずかしくなってきました。ニヤニヤしちゃう。
そしてこのドラマは…小顔さんの世界なのか?キャストの皆さん、揃いも揃って顔が小っちゃい、
紬の今の彼氏で想とは部活仲間だった湊斗役の鈴鹿央士さん。紬の弟役の板垣李光人さん。想の妹役の桜田ひよりちゃん。ちょっと待って!もう、顔の小ささばかりに目がいってしまう…。
そして知らなかったんだけど、うちの娘は桜田ひよりちゃんと板垣李光人くんのことが好きらしい。ドラマの中で、この2人が電話で話しているシーンがあったんだけど、
キャー💕
好きな人と好きな人がしゃべってるぅ〜!!
うれし〜💖
おいおい、勝手に沸くな。全く、テレビの音声が聞こえん…。
高校時代の記憶を辿る紬。
その回想シーンで、想が全校生徒の前で『言葉』というタイトルの作文を読む。その声に惹かれる紬。これもまた将来、この大好きな声が聞けなくなるという伏線だろうけど、
え?何このシチュエーション???高校生活でこんな場面に遭遇したことないよ?こんなことある?
強いて挙げるなら送辞とか答辞であって、『言葉』っていう作文ではない…。そして作文の内容もさして素晴らしいものではなく、小学生レベルの内容だった気が…全校集会みたいな席でわざわざ披露するものでもなかったような💦ちょっと無理くりすぎ…。何か他にピッタリなシチュエーション思い浮かばなかったのかな?
と、まあ、いろいろツッコミながら娘と見ていたわけですが…。
そして1話目のラスト5分。
偶然再会を果たした紬と想。
その場を立ち去ろうとする想を追いかけて捕まえて、嬉しさのあまりまくし立てるように話しかける紬。ずっと黙ったままの想が意を決したように涙をこらえながら手話で語り出す。
声で話しかけないで。
一生懸命話されても、何言ってるかわかんないから
聞こえないから
楽しそうに話さないで
嬉しそうに笑わないで
想は溢れ出す感情のまま泣きながら手話で思いを訴えるも、手話がわからない紬は筆談で対応しようとする。しかしそんな紬の動きを止めさせた想は
何言ってるかわかんないだろ?
俺たち もう話せないんだよ
と手話で伝えてその場を立ち去ろうとする。
それをすかさず紬が「待って!」と想の腕をつかむ。
振り向きながら紬の手を振り払った想が
うるさい
お前 うるさいんだよ
そしてここでヒゲダン『Subtitle』流れ出す。
イイっ!すっごくイイ!
何?この相乗効果…それまで茶化しながら隣にいた娘(多分、ドラマを真剣に見ていたわけではない)が曲が流れ出した途端
「うわ!何コレ?
ヒゲダンの主題歌、めっちゃイイやん」
って小さい声でひとりごとを言ってるのを母は聞き逃しませんでした。
10/12にストリーミング配信が開始されるそうで、ちゃんとフル尺で聴きたい気持ちを必死に抑えちゅんです。
病気が発覚して耳が聞こえなくなっていく中で、高校時代までの人間関係を断ち切った想。
今まで当たり前にできたこと、楽しんできたことがどんどんできなくなっていくのが分かるからその前に断ち切る?
う〜ん…そうなるの???ちょっと私にはその辺りがわかんなくて💦
対等な関係だった友人たちから「かわいそう」って思われたくない?とか…?
想のように、地元を離れたタイミングであれば敢えてわざわざ病気をカミングアウトする必要はないと思うけど、関係を遮断するほど徹底しなくても…と、ドラマの設定自体に私があまり共感していなくて。今のところわからないだけで、ストーリーが進むにつれて共感ポイントが出てくるかもですね。
ちなみに私事ですが、3〜4年前に突発性難聴らしき症状に1週間ほど悩まされたことがあります。急に左耳だけ電子音みたいにしか聞こえなくなって、特に高音が聞きとれなくなったことがあります。異変に気づいたのはスマホで電話してたときで、相手の声がめちゃめちゃ低い音でしか聞こえなくなりました。「スマホが壊れた!!」と慌てましたね。
耳鼻科で診てもらうと「ストレスですね」と診断されて、ストレスに効く漢方薬を処方された記憶しかないですけど。本人、ストレスの自覚全くナシ💦
私の場合、聞こえなかった期間は1週間前後で短かかったから、「不便だな〜」「これ、ちゃんと治るのかなぁ〜」という気持ちだけでしたが、私の祖母はずっと耳の聞こえが悪かったので、他人が話している姿を見ると自分の悪口を言っているのではないか?とすぐイジけてしまうことが多々ありました。
そういう意味では、耳が不自由になるということは、元来そうじゃない性格の人も卑屈になってしまうこともあるんだろうな〜と、ぼんやり考えてました。
そして冒頭でも言った通り、特筆するべきはラストのめめの演技。
スゴイよ、目黒さん。。。
これまで…私の知る限り、めめってもの静かな、あまり感情を表に出さない役が多かった気がするんです。いや、そういうのしかないな…、『教場Ⅱ』の杣利、『消えた初恋』の井田、『滝沢歌舞伎』半兵衛…半兵衛はちと違うか?
これまでにこんなに感情を露わにしためめを見たことがない。かなりの衝撃で…消化するのにこんなに時間がかかりました。素人が偉そうな言い方ですが、確実にめめの芝居力が上がっている…。
どちらかというと推しの演技を見るときは、今も昔も、照れてニヤニヤしちゃうのと、大丈夫かしら?と心配でハラハラしちゃって、1回見たくらいではストーリーが入ってこないことが多いんですけど、今回のラストは違いました。…圧巻の熱演に私の方が言葉にならない感覚を味わいました。
めめを愛でるためだけに見始めた『silent』。そんな邪心を払拭した第1話です。
この秋〜冬はドラマや映画にお忙しのめめ。今回の『silent』で味をしめちゃったから、今までに見たこともないめめの側面を見つけられそうで、すんごく楽しみです🎵