3年ぶりに開催された博多どんたくが終わりました。例年この時期の福岡は天気が悪くなる傾向にありますが、今年は天気が崩れることもなく晴天に恵まれて無事に終えることができてなにより。観覧自粛と言われてましたが、2日間で80万人の方が訪れていたようで。確かに例年の1/3くらいの人出で少ないは少ないですけど…💦
生まれてこのかたずっと福岡市民ですが、博多どんたくのパレードをちゃんと観覧したのは2回くらいしかなく、あまり祭りとは関係のないところで生きてきました。なのに今年はビックリ!娘の部活(吹奏楽部)が附属の大学と合同でパレードに参加するそうな。私が聞いたのは2月後半くらいで、え?コロナ感染者数が増加してるけどホントにどんたくって開催するの???と半信半疑でしたが、やっちゃいましたね。
ここ1ヶ月ちょっとは週末になると合同練習のために大学キャンパスへ通い…私も娘の送り迎えに行ったり来たりで、結局、中途半端に時間を拘束された休日が続いていたので「やっと終わった」ってのがちょびっと本音ですが💦
娘たちの出番のところだけ見ようと、当日、(中洲)川端へマイカーで出かけました。
吹奏楽のマーチングやバトントワリングの団体が華麗に演技しながらパレードしていく光景を目の当たりに見ると「ああ、コレが普通の営みだったはずなのに…」っていう思いと「やっとここまで回復したか」という変なテンションになってしまい、目頭が熱くなってきました。特に精華女子高等学校吹奏楽部の演奏!この学校の吹奏楽部は全国的にも素晴らしいと有名で、彼女たちのパフォーマンスが私の感情を盛り上げて、危うく涙がこぼれ落ちそうになるのを必死でこらえました。いや、なんでアナタが泣いてるの?!
沿道の観覧者も声援ではなく拍手や手拍子を送ってパレード参加者をたたえます。それに対してパレード参加者も笑顔で会釈したり、手を振ったりして応えます。あ、ちなみに皆さんもちろんマスク着用です。バトンで大技を決めた後なんかは観客は大拍手で、その拍手に対して演者は立ち止まって丁寧にお辞儀したりして。こういう知らない人同士の触れ合いがお祭り感を盛り上げます。
待ち構えていたところへ娘が参加している合同バンドがやって来ました。
ちょうど演奏が休憩だった部分のようで、娘はホルンを片手に抱き抱えて笑顔で左右の沿道に向かって手を振っています。
めっちゃ陽キャやん!!
いや〜、もうビックリですよ💦
テーマパークのスタッフのように笑顔で観覧者の列に向かって手を振っている……。
愛想よくしようと思えばできるんじゃん。やればできるじゃん!
と思いながら「イイモノ見ちゃった🎵」と今見た光景を、帰りながら何回か脳内リプレイしてたんです。
ん???
あれ?
ちょっと…なんとなく違和感……
確かに娘は笑顔で手を振っていました。マスクしてるけど、目が笑ってる感じでした。でも……💦
視線や顔の角度が…あるはずもない2階席の方向を向いている???
そこに観客は誰もいないぞ〜!!
やっぱり超えられない、
陰キャの壁💦💦💦
さっきのバトンの人とか、拍手してくれた観客と目を合わせてお辞儀したり手を振ったりしてたもの。パっと見、同じようなパフォーマンスに見えたけど、ぜ〜んぜんちが〜う!
バトンの人すごいな〜👏👏👏
陰キャでも、なんとな〜くタスクをこなしてる娘の姿を見て安心したのと同時に、このゆる〜い熱量でコレから先の将来を生き抜いていけるのか母はまだまだ心配であります。
とりあえず、何事も経験することって大事。この先、どんたくに参加することなんてそうそう無いだろうからさ。