pino-milkのブログ 〜日々そこはかとなし〜

趣味は人間観察。令和の吉田兼好と呼ばれたい。

ゴシップ6話で2度泣かされる

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あまり期待もせずに、まぁ、なんとなくではあるけど1回目から欠かさず見ていたドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』。大抵、週末に録画していたドラマを洗濯モノを干しながらとか…何か家事をしながら見ていた私が悪いんですが、2月10日放送の第6話はかなり心に刺さりました。もう涙がポロポロと……。2回も!涙腺ゆるゆるです💦

 

 

このドラマは大手出版社が運営するニュースサイトの編集部員を主人公に、そこで働く者たちの仕事・生き方・恋愛を通して、新時代の“人と人とのつながり”を描く、完全オリジナルの社会派“風”お仕事エンターテインメント(番組HPより)…らしいです。

 

ネットニュースを通して、ネット社会に生きる人たちの人間ドラマを1話完結で深掘りしていく構成が、「昨年同時期に放送していた香取慎吾主演の『アノニマス 警視庁指殺人対策室』に似てるな〜。慎吾ちゃんのは刑事ドラマだったけど。」という軽〜い感想しか持ち合わせてなかったんですが、6話目で見方がガラッと変わりました。やっぱ、黒木華は魅せますね〜。

 

では6話ネタバレの感想、

いっきま〜す!

 

世界的な注目を集めている一大イベント『東京国際MANGA祭』が開催されることになり、その審査委員長に人気漫画家・南雲タケシ(やついいちろう)が選ばれた。しかし彼が過去の雑誌の取材で、「中学の時に近所の書店で友人と万引きを繰り返し、その店をつぶしたことがある」と武勇伝のように語っていたことが拡散されて「犯罪者が審査員なんてあり得ない」と激しいバッシングが起きてネットは大炎上。こういうのキャンセルカルチャーっていうんですね。

カンフルニュース編集長・瀬古凛々子(黒木華)は本人に会って話を聞くまでは記事にしないと言い、南雲の自宅に行ってみると、自宅前にはアンチ達が詰めかけていた。更に10年前の『俺の漫画買ってたのハゲ・デブ・メガネばっかり』という軽口ツイートまでネット上で掘り出される始末。ますます状況は悪化。

南雲は精神状態がおかしくなり自殺しようと姿を消す。だが、一本(石井杏奈)と下馬(野村周平)の執念の取材で、実は書店がつぶれたのは南雲らの万引きが直接の原因というわけではなく、閉店の理由は店主の持病の悪化のためで、今でも別の場所で息子さんが書店を開いていて店主も健在であるという事実を知り、凛々子らは南雲を探し出す。自殺を食い止められた南雲は、その書店へ出向き、年老いた元店主に「本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げる。すると、その老人がこっちに来いと手招きした後、南雲の頭をゲンコツで一発殴る。

「アンタのやったこと、正直、私はまだ許せん!でも、アンタの漫画は好きだ。」

 

店内には

当店一番のおすすめ作品です

南雲タケシ!!

の手書きPOPが…

 

すみません…ここで1回目の涙腺崩壊です。老人、イイ味だしてます。

やついいちろうで泣くなんて💦かなりポロポロ涙が溢れました。自分でもビックリ!

昔のことだけど、ちゃんと謝罪が伝わって、店主がご存命のうちに謝罪ができてよかったねっていう涙なのか???店主の怒り方が昭和のオヤジっぽくて、余計に涙をさそう。

ココで泣いた人って他にもいます?多分、あんまり居ない気がするんだけど…。

 

そんな中、凛々子自身の中学生時代の回想シーンが挟まれるが、この中学時代の凛々子役の子が黒木華そっくり!黒木華とは別人の子だと気づくのに、結構時間かかりました💦

学校の屋上で春香という不良少女と出会った凛々子。人の気持ちがわからずストレートにもの言う凛々子に春香は興味を持ち、2人は少しずつ距離を縮めていく。国語辞書に基づいて言葉を解釈する凛々子に、春香は辞書に載っている“友達”の解釈では不十分、「コレだと死んだら友達じゃなくなっちゃう。友達っていうのは……なんか知んないけどまた会いな〜って思える人。」と伝える。

しかし、後日、河原で変死した春香が発見される。『変死事件の真犯人は瀬古凛々子』というネットの書き込みから凛々子は世間の中傷の的となった。その後、事件は事故として処理された。真相は不良グループを抜けたがってた春香に、悪友達が度胸試しと称して川の中洲に行かせたことによる事故で、ネットの書き込みもバレるのを恐れた彼女たちの仕業だった。

 

春香の弟であるフリーカメラマンの笹目に、春香が亡くなった夜のことを凛々子は話しだす。春香が最後に言った『ケジメをつけたら話したいこと』が何か判らないと彼に聞いた。それは不良グループを抜ける危険を冒してまでも、凛々子と同じ高校を目指そうとしていたことと笹目は告げる。凛々子は春香のことを友達ではないと言いつつも、春香が履いていた赤いスニーカーを事故現場で見つけてずっと持ち続けていた。

「彼女の死に私は何も関係ない。彼女と私は友達ではない。ありがとうと言われることは何もしていない。なのに…なのに…彼女が死んでからこの靴を見るたび心がザワザワするんです。」

「凛々子さん、それはきっと悲しいってことじゃないですか?その靴を見ると姉を思い出すから。あなたはちゃんと悲しんでたんです、ずっと。」

凛々子の頬を涙がつたう。

「いまも会いたい…春香に…」

 

だめだ〜。2回目の涙腺崩壊。

6話、重いよ〜、重たいよ〜。

感情表現が苦手な凛々子が初めて感情を高ぶらせて自分の気持ちを素直に吐露した姿に、私の心も揺さぶられました。これまでの凛々子は他人の気持ちは分からない、空気が読めないといった性格で描かれてきましたが、今回のシーンをきっかけに凛々子の中で何かが変わっていくのか?もう少し人間味が丸くなっていくのか?次回以降が気になります。

 

 

黒木華さんの演技はスゴイです。引き込まれますね。って、5話目まで流し見だったくせに…💦アマプラで『僕の姉ちゃん』っていうドラマも杉野遥亮さん目当てで見てましたが、結局、姉ちゃん役の黒木華さんに注目しちゃうのはタイトルが『僕の姉ちゃん』だから、姉ちゃん寄りの脚本のせいだと思ってましたが、そうではない!黒木華が観る人を引きつけるんでしょうね。『ガラスの仮面』の北島マヤのようだわ。