今期ドラマがほぼ出そろい、気になるドラマを一通り見た感じ、私的に捨てドラマか否かの選別ができたので、面白いと思ったドラマの感想をちょっと述べたいと思います。
今回は…『おいハンサム!!』
このドラマは家族 X 食 X 恋 をテーマにしたコメディらしい。深夜ドラマはコメディに限りますね。
そもそも私がホームドラマとかホームコメディが好き。家族っていいなぁ〜。その家独自のルールとか。他人からしてみたらハテナだらけのヤツね。吉田鋼太郎さんがお父さん・伊藤家の大黒柱、お母さんはMEGUMI。お母さん若いな。長女・木南晴夏、嫁に行った次女・佐久間由衣、三女・武田玲奈。そして娘3人とも男を見る目がないのか?男運がない。
頑固オヤジの鋼太郎お父さんがこだわりの持論を理詰めで毎回繰り広げる。リモートだろうが何だろうがめんどくさいくらい家族会議の召集をかける。途中、何言ってるかわかんなくなるくらい偏った意見でも貫き通す鋼太郎パパ。抑揚をつけて、説得力抜群の間合いで。それで娘たちが言う
「ハンサムで何言ってんの?」
「出たよ、ハンサムで…」
でもね、何言ってるかわかんないんだけど、何故か最終的には娘たちの心には響くものがある。
3話の『冷蔵庫地図』は私にも大いに響くものがありました。主婦って冷蔵庫の何処に何が入ってるか(大体)記憶してるんです。週末にまとめ買いとかしちゃってると、平日の献立は「確かお豆腐の賞味期限は明日だったはず…」とか考えながら食材をちゃんと使い切ろうと必死なんです。私の場合、しょっちゅう記憶からとりこぼしてしまってますけど💦
どうやったら食材を効率よく使いきれるかという、そんな冷蔵庫地図に日々悩んでいる次女・佐久間由衣。
『残り7センチのネギ』を片手に繰り広げられる父の演説
「人生のやり残しを恐れるな!」
「前向きに生きろ」
「やり残してこそ人生だ!」
というメッセージが響いたようで感動して涙ぐんでました。伝わって良かった。
2話での、恋に悩む長女・木南晴夏に「貝を買いなさい」のアドバイスはよく理解できませんでしたが💦ビジネスバッグにビニールに入れただけのしじみが入っていることがスリリング極まりない…ということ以外、何も頭に入ってこず…。
登場人物、全員がイイ!
鋼太郎さんのしっぶ〜い演技がかったオヤジ役もいいけど、MEGUMIのお母さん役がすごく説得力がある。頑固オヤジを表向きは立てつつ、うま〜く転がしている。めっちゃ安定感!こういうお母さんイイ!長年連れ添って、理屈っぽい頑固オヤジを飼い慣らしてる感を出してます。
長女の木南晴夏さんがカワイイ。彼女、どんどんキレイになってますよね。やさぐれてる役なのに目線とか色っぽいし。
次女・佐久間由衣さんは言わずもがなキレイ。夫役の桐山漣さんとの並びは美男美女。というか、2人とも顔似てるよね?夫婦って納得。よく夫婦って似てくるって言いますもんね。でも離婚の危機らしいですけど。
三女・武田玲奈さんもかなりコメディ要素強めの末っ子を振りきって演じてらっしゃって好感度大です。
鋼太郎さんの会社の取引相手で、実は長女の元カレである大森役の浜野謙太は安定の……何だろ?
このドラマといい、月9『ミステリと言う勿れ』の主人公・久能整(菅田将暉)といい、最近はこういう『理詰めで持論をつらつらと語る論破系のめんどくさいヤツ』のドラマが受け入れられる傾向にあるのかな?確かに遠まきに見ている分は面白いもんね。でも絶対、こういう人が身近にいたら
うわ!めんどくさっ!!!
って私の場合、声に出して言ってしまいそう…。そして関係がこじれそ〜。
論破系はドラマの世界とひろゆきさん(モノマネ含む)とガリさん(1/23記事参照)だけでイイや。