地元ネタで申し訳ないですが…我々、福岡市民にとっては無関係ではいられない。
『天神ビッグバン』ってご存知でしょうか？
福岡市中央区天神といえば九州一の繁華街・商業街と言っても過言ではない地域です。
福岡市はここ数年前からその天神地区で、アジアの拠点としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト『天神ビッグバン』を推進しています。天神交差点を中心に半径500mのエリア（約80ヘクタール）の再開発・整備を進めています。
福岡市は福岡空港と繁華街が近いため、航空法により建物の高さを 67mとする制限がありましたが、国家戦略特区による高さ制限の特例承認に指定されたエリアでは高さを100m～ 115mまでにする規制緩和が認められました。また福岡市独自の容積率緩和制度などを組み合わせて、民間活力を最大限に引き出しながら耐震性の高い先進的なビルへの建替え促進と快適な公共空間の創出を推し進めています。
………んんん？
結局、何が言いたいかと言いますと……
いま、福岡市の中心部は、大きな新しいビルを建てるために、老朽化したファッションビルをバッタバッタ取り壊して、デッカいビルに建てなおしてる最中なのです 。ワタシの青春の思い出の場所たちが次々と……なんか切ないです。
そして昨日、2021年8月31日天神イムズが32年の歴史に幕を下ろしました。
イムズは三菱地所が1989年バブル景気真っ只中にオープンさせた商業施設で、地上14階・地下4階建てで、地下2階から地上8階にかけては中央部分が吹き抜けになっていて、その周りを囲むように螺旋のエスカレーターがあり、外観は金色に輝く有田焼のタイルに覆われている今でもオシャレなビルなんです。ホント壊すなんてもったいない💦
オープンしたてのころ、まだ高校生だった私たちの中ではイムズのトイレってキレイだしスゴくイイよね〜と評判でした。友達にすっごく可愛いんだけど強力な天パの子がいて、彼女は雨降りとか湿気には普段からすごく敏感でした。今でこそ、百貨店のトイレにパウダールームがあるところは普通にありますが、30年前は大抵、手を洗うための洗面台に鏡がついてるだけのトイレがほとんどの世界で、イムズは手洗い場とは別に自由に使えるコンセント付きのパウダールームがありました。なので彼女はいつもヘアアイロン持参で、天神に着いたらまずイムズのトイレに直行してお色直ししてから遊びに繰り出すという流れでした。私もくせ毛ではあるけど、お泊まりでもないのにヘアアイロン持ち歩く？と、ちょっと引き気味でしたが、天パの人には髪型が決まらないことはそのくらい深刻なんだろうな💦と…。
オシャレなペットショップP2に行くのも好きでした。犬用の服とかを物色しにいくも、ウチの子はチワワなのに体格がいいから微妙に似合わなかったり⤵️。何着ムダにしたことか…。
天神地下街からイムズの地下入り口にオープン当時からずっとあったミセスエリザベスマフィン。入れ替わりの激しい天神のお店の中で、30年以上同じ場所で営業している飲食店ってホントに貴重だと思います。先日、娘の買い物に付き合って天神に行った時に久しぶりにテイクアウトしてきました。バターの香り豊かで安定の美味しさ。でも、あれ？以前…学生の頃に食べた時よりなんか1個ずつが小さくなった？？？と思ったのは気のせいですかね？それとも……ワタシが大きくなった？？？いや…もう成長せんでイイのに💦
閉店するまでにもう1度くらい買いにこよ🎵と思ってましたが、緊急事態宣言になってしまって、また、天神へ買い物に行くことが縁遠くなってしまい、願い叶わず⤵️⤵️
イムズの上層階にあるレストラン街も、友達がバイトしてたので学生時代に良く行ってましたね。バイト始まるまでの時間まで一緒にいて時間つぶしたり…もう、懐かしい思い出です。
とまあ、語り出したらキリがないんですが…何が1番イヤかって？若いときの思い出の地がなくなって、たとえスゴイモノが同じ場所にこの先建ったとしても、私がその場所で思い出す過去の話を娘や若い人にするときは「ここには昔、イムズってビルがあってね…」って切り出すことになるんでしょ？
イヤだイヤだイヤだ‼️
もう、おばあちゃんの昔話の第一声と同じじゃん💦
2024年に新しい天神がスタートする予定ですが、まーったく今までのワタシが知っている天神の風景と違う光景にワタシはどう感じるのか…今は全くわかりません。生まれた時からどっぷし福岡市民なので遅れを取りたくはないのですが(負けず嫌い💦)、おばちゃんなのでもう時代の流れにアップアップ…ついていけません⤵️⤵️⤵️たすけて〜〜〜。
