始めたつもりはないんだけどね。
日常使ってる醤油が安住さんの言う“入門編”のメーカーだったというだけで、醤油道を極めるつもりはさらさらないんですが…。
入門編で満足していた私に次なるステップが訪れました。
昨年の春、夫が「『ヤマタカ醤油』というお醤油を博多華丸がオススメしてたよ。気になるけん、行ってみよう！」って、福岡市早良区の脊振山のふもと近くに工場と直売所があるのを聞きつけてきました。
↓ヤマタカ醤油HP
https://www.yamatakasoy.co.jp/products/list?category_id=85
何の情報かソースはわからないものの、華丸さんは福岡ではグルメと名の知れた人。試してみる価値アリと踏んだ私たちはまず、オーソドックスな“木星”と小瓶に入った“かけ醤油”を買ってみました。
上の表だと木星が一番さっぱりしているみたいですね。でもでも今まで使っていた富士甚のうまくち醤油より少し濃厚でちょっと甘め。醤油の味がダイレクトに伝わるニラ玉を作ってみました。あらら、今までとぜーんぜんちが〜〜〜う！！醤油だけでピタっと味が決まるんですよ。もう、ビックリ‼️
さらに“かけ醤油”の方がこっくり濃厚！冷奴にかけてみましたが、木製よりもなんとなくトロみがあって色も濃ゆいし甘い。九州の人は甘いお醤油が好きってよく言われますが、確かに甘い。慣れれば気にならなくなるくらいではありますが、料理の調味料として普段使うにはパンチありすぎ。血糖値？血圧？上がっちゃいます😭でも…魚の煮付けとか、このお醤油で作ったら絶対ウマイ！という予感します。
この辺りだから？なのかどうかは分かりませんが、お寿司屋さんとかで出してくれる魚の煮付けとかあら炊きって、甘くてこっくり感(？)コクというか味に深みがあって美味しいんですよ。自分ではあの味は出せない…醤油で煮ちゃうとしょっぱくなるし、どんだけ砂糖入れるの？？？とかずぅーっと疑問に思ってたことが解決しそうな予感…。
2回目にヤマタカ醤油の直売所に買い出しに行ったのは去年のG.W.
私はお店の人にすぐ話しかけちゃうオバちゃんなので、“かけ醤油”の中身はどのお醤油なのか聞きました。“月星”ですって！なるほどぉ〜！！表の中でも何もかもいっちゃん濃ゆいじゃん！やっぱね〜。
コレはもう、木星と月星の2本買いでしょう✌️
さて、私の予感は…間違いなかったですね。すぐに鯛の煮付けを作ってみたところ、すご〜〜〜い！コクのある煮汁で、大満足です。そうそうそうそう！目指してたのはコノ味だったんですよ。日本酒もご飯もイケちゃいます。ちなみに魚の種類としては鯛はこの日だけで、それ以降、もっぱらカレイの煮付けがほとんどですけど…。自分が料理上手になった気分になれます。何事も自己暗示って大事😊
それからはお醤油がきれそうになると直売所までわざわざ買いに出かけてました。車で20〜30分くらいの距離だけど、平日は私も働いてるから買いに行けなくて…早め早めの行動を心がけていたんですけど、最近になって気づいたんです。近所のスーパーの醤油コーナーにしっかり陳列されてました。
しかも、ちょい安い…💦
ナニ？今までの苦労はなんだったの？？？
この瞬間、もしものために今まで我が家の戸棚に控えていた富士甚の買い置き&リピートもなくなりました。
料理に使う醤油ひとつの違いで家庭の味がガラッと変わってしまうから、『母の味』を左右する一品。興味ある方は是非お試しください。
ちなみに…
茅乃舎のダシで有名な久原本家のあごだしつゆの1〜2年くらい前によく見かけたCMですが、見るたびに何かずっと悶々としたものが私の中にあって…。
違うんだよ、くばらさん！
甘いから好き！…じゃないんだよ💦
他のを知らないけど、気づいたらずっと食べてた九州味って割と甘めだったんだね？？？くらいで…。
甘いのが好きかどうかは主観の問題であって、ウマイと思ってたものが後々気づいたら他所の地域のものより少し甘めだった…てな感じ…私が言いたいこと、伝わってます？
昔の『極道の妻たち』シリーズでも
「うちは極道に、惚れたんやない。
惚れた男が、たまたま極道だったんや」
って、岩下志麻？かたせ梨乃？どっちかが言ってたじゃない？
それになぞらえるなら…
「甘いから好きなんじゃない。
たまたま美味しいと思ったものが
甘かっただけや！」
てな感じ？？？伝わった？
だから甘さを先に強調されてもねぇ〜。
にしてもあごだしつゆは確かに甘かった。
我が家では不評…
ってことは…もしかしたらウチの家族はエセ九州人の集まりかも…💦
